
「制震」と「制振」の違いとは?家族と住まいを守る技術をわかりやすく解説
みなさん、こんにちは。
大阪府・北摂エリアで「子どもの才能を引き出す家」をつくる、リブランドです。
日本は地震大国。マイホームを持つ際、「この家は本当に地震に強いのか」はとても重要な視点です。 最近よく聞く「制震」「制振」という言葉、でも違いを正しく理解している人は意外と少ないもの。この記事では、両者の仕組み・違いを整理し、実際の住宅で使われている技術、そして私たちのような工務店で「なぜ制振装置を標準採用すべきか」を解説します。
■制震・制振・耐震・免震――まずは基本をおさらい
地震対策の工法には、大きく分けて以下があります:
・耐震:柱や壁を強くして「揺れに耐える」構造。建物の強度を高め、倒壊を防ぐ基本設計。
・免震:建物と地盤の間に装置を入れ、揺れを建物に伝えず“遮断”する構造。高い効果が期待されるが、コストや施工条件が制限される。
・制震/制振:建物の「強さ」ではなく、揺れの「エネルギーを吸収・減衰」させる構造。揺れを熱などに変換・吸収することで、揺れの増幅を防ぎ、建物の損傷や疲労を抑える。
多くの新築住宅では「耐震」が基準ですが、大地震の多発を受けて、「耐震だけでは建物の寿命や住み心地を守りきれない」と考える人が増えています。その文脈で「制震/制振」の重要性が高まっているのです。
■「制震」と「制振」は同じ?それとも違う?──定義の違い
正直に言うと、建築の世界では「制震/制振」はしばしば混同され、「どちらでも同じ意味で使われる」こともあります。ただ最近は、次のように区別する考え方が増えています:
・制震:大きな揺れ、強い地震の際に効果を発揮する「揺れのピーク」を抑える目的
・制振:微震・余震・日常の小さな振動まで含めた、あらゆる振動を抑える目的
実際、当社が採用している制振装置メーカー・evoltzでは、「震度1のような小さな揺れから反応する設計」であることを特長としています。
つまり「制震=大きな地震対策用」「制振=日常〜余震も含めた振動吸収用」と捉えることで、住まいの安全性をより広く、そして長く守ることができます。

■なぜ「制振」が今、注目されているのか
1.繰り返し揺れる“余震”や小さな振動への備え
大きな地震だけでなく、小さな揺れが何度も起きることで、建物の構造や仕上げ材が疲弊していくことがあります。制振装置はそうした「小さな揺れ」をも吸収し、建物の劣化を防ぎます。
2.コストと施工性のバランス
「免震」ほどのコストや基礎の条件を必要とせず、木造住宅にも取り入れやすいのが制振の強み。既存の耐震設計に“上乗せ”するイメージで導入できるため、比較的無理なく安全性を高めることが可能です。
3.住みやすさと将来の安心の両立
揺れが少ない家は、家具の転倒やヒビ割れなどのリスクも低く、日常の安心感にもつながります。特に小さなお子さまがいる家庭などでは、地震対策の重要性は高く、制振は「動かない安心」を持続できる選択肢です。
■とはいえ…「制震/制振」だけじゃ不十分な理由
ただし、制振が万能というわけではありません。押さえておきたいポイントもあります:
・ダンパーなど装置が適切に設置されていないと効果が落ちる
・建物の構造や地盤条件によっては、想定ほどの効果が得られない可能性がある
・「揺れを減らす」けれど、「地震の揺れそのものを完全になくす」わけではない
つまり、「制振」=“絶対安全”ではなく、“備えを強める”選択肢のひとつ、として理解することが重要です。
■私たちが選ぶ「制振装置 evoltz」──その理由

リブランドでは以下の理由から、この制振装置 evoltz を標準仕様に採用しています。
・小さな揺れから大きな地震まで、幅広い揺れに対応できる
・木造住宅の構造にも適したスリムな設計で、間取りの自由度を損なわない
・長く住み続ける家だからこそ、備えやすさと安全性の両立を重視
家づくりは「建てて終わり」ではありません。子どもの成長、日々の生活、そして将来。そこまで見据えた地震対策が、実は本当の“安心”につながると考えています。
「制振」は、建物の耐久性や住み心地、将来の安心まで見据えた“賢い備え”です。
リブランドでは、住宅性能とデザイン、家族の暮らしをトータルで考える住まいづくりを大切にしています。「安全」と「快適」を両立した家で、安心して暮らし続けませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。