
【スタッフ対談】#4リブランドスタッフがジャッジ!SNSで人気の「吹き抜け・横並びダイニング」って実際どう?
みなさん、こんにちは。大阪府・北摂エリアで「子どもの才能を引き出す家」をつくる、リブランドです。
土地に詳しい者や子どもの発育・教育に詳しい者、設計力に長けている者など、当社には個性あふれるスタッフが在籍しています。そんなリブランドスタッフが、毎回ひとつのテーマについてワイワイお話する「対談コラム」。
今や家づくりの情報は、SNSでもたくさん目にする時代。おしゃれで洗練された空間に憧れる一方で、「実際に暮らしてみたらどうなんだろう…?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リブランドのホームアドバイザー3名と、家づくりを検討中のライターが、「SNSで人気の間取り」について語り合いました。
皆さんもスタッフの輪の中に入った感覚で、一緒に考えていただけたら嬉しいです。
スタッフのご紹介

不動産営業経験があり、土地に詳しいホームアドバイザー。趣味は野球観戦と愛犬の散歩。

子どもと接するのが大好きなホームアドバイザー。テーマパークスタッフの経歴を持ち、子どもへの対応力は社内ナンバーワン。自身も4歳の子どもを持つ母。

二級建築士の知識を活かしながら、「住む人の希望」に耳を傾けて丁寧に設計するプロフェッショナル。二児の母で、趣味は旅行とアウトドア。

これから北摂で家づくりを考えているママライター。北摂は夫の故郷で、あまり土地勘はない。3人目の子どもを出産し、仕事と育児の両立に奮闘中。
「吹き抜け」は家族のつながりを感じられる空間


SNSを見ていると、やっぱり“吹き抜け”は根強い人気がありますよね。皆さんはどう思われますか?

私は賛成ですね。昔と比べて断熱性能が格段に上がっているので、冷暖房効率を心配する必要はほとんどありません。むしろ空間が一体的になって、家全体を広く感じられます。

私も「あり」派です。吹き抜けって、ただ空間を贅沢に使うだけじゃなくて、家族の気配を感じられるのが魅力ですよね。1階と2階がつながっていて、「おかえり」「ただいま」が自然に届く距離感。閉鎖感がなくて、開放的で。

うちも家を建てるなら、吹き抜けを取り入れてみたいです。まだ子どもが小さいので、2階にいても声がすぐ届くのは安心感がありそうです。

SNSでも「家族の一体感が生まれる」という声をよく見かけますよね。

実際その通りです。ただ、「その分の面積を床にするか吹き抜けにするか」で迷う方も多い。床にすればその分空間や部屋が増やせますが、吹き抜けにすることで空間にゆとりや優雅さが出ます。どちらを優先するかですね。

あと、吹き抜けは「どこに設けるか」が大事。位置によって日当たりや風通しが変わるし、吹き抜けと窓はセットで考えたほうがいいと思います。西向きだと夏に暑くなりやすいので、方角やプランに合わせて調整します。

においや音が気になるという声もありますが、最近は全館空調を導入するお宅も多いので、空気が循環してそこまで問題にはなりませんよね。1フロアにエアコン1台ずつあれば十分ですし。

「どれだけ部屋数を確保したいか」にもよりますね。面積をしっかり取りたいなら吹き抜けは控えめにしたほうがいいかもしれません。

費用面はどうなんでしょうか?

吹き抜け自体が特別高額というわけではないです。リブランドでも吹き抜けの設計・施工はオプション扱いになりますが、階段上のみの吹き抜け+スケルトン階段は標準プランで対応しています。もちろんプランによって金額は変わりますが、光熱費は思っているほど変わりませんよ。

吹き抜け=贅沢というイメージがあるかもしれませんが、実際は「家族とのつながりを大切にしたい」という気持ちで取り入れる方が多いですね。

空間を贅沢に“無駄づかい”するというより、家族のための“豊かさ”をつくる選択、という感覚なんですね
「キッチン横ダイニング」で暮らしにゆとりを


次によく見かけるのが「キッチンと横並びのダイニングテーブル」です。これももう定番と言ってもいいかもしれませんね。

これはもう、私も100%おすすめです(笑)。配膳や片付けがスムーズですし、子どもが宿題をしている様子もすぐ見守れます。家事と育児を両立するうえで、本当に助かる動線です。

お手伝いも自然に促せますよね。キッチンとダイニングの距離が近いと、声をかけやすい。視線も届きやすいので安心感があります。

キッチンの前にダイニングテーブルを置く配置もありますが、ポイントは「フラットにつながっているかどうか」。段差やカウンターの立ち上がりがあると動線が途切れてしまうので、横並びの方が行き来しやすいんです。

確かに、フラットだと見た目もすっきりしますね。

そうですね。土地の広さにもよりますが、極端に狭い敷地でなければ問題なく取り入れられますし、最近はグラフテクトなどの「キッチン一体型」も人気です。ただ、ダイニングテーブルを後から別で入れる方のほうがまだ多いですね。

家族構成によっても違いますね。大家族だとテーブルが大きくなりがちなので、キッチンまでの距離が長くなりすぎないように配置を工夫する必要があります。

逆に、少人数ならキッチンと一体型にすることで空間を有効に使えるので、暮らしに合わせて柔軟に選んでもらえたらと思います。
流行に流されず、「自分たちらしさ」で選ぶ


お三方とも、SNSで人気の間取りを否定するというより、メリットと注意点を踏まえてご提案されている印象ですね。

そうですね。SNSは“きっかけ”としてはとてもいいと思います。ただ、暮らしや土地の条件、ご家族の価値観によって正解は違いますから。

どんなに素敵な間取りでも、暮らしに合っていないと快適には感じられません。見た目だけでなく、日々の動線や生活スタイルに目を向けてほしいですね。

お客さまにはよく、「SNSで見たものをそのまま再現する」のではなく、「その間取りのどんなところに惹かれたのか」を言語化してもらうようにしています。それができると、自分たちに合った家づくりが見えてきます。

流行に流されるのではなく、「何を大切に暮らしたいか」から逆算するということですね。

はい。吹き抜けも横並びダイニングも、上手に取り入れればとても快適です。大事なのは「憧れ」と「暮らしやすさ」のバランスです。

SNSで得たアイデアを、私たちと一緒に暮らしに落とし込んでいく──それが私たちの役目だと思っています。
いかがでしたでしょうか?
SNSで人気の間取りは、どれも魅力的で目を引くものばかり。でも、それが本当に暮らしに合うかどうかは別の話。トレンドを取り入れつつも自分たちらしい暮らしを叶えるために、ぜひプロと一緒に、丁寧に考えてみましょう。