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今回紹介するのは基礎工事の一部となりますが、鉄骨造平家建、延べ面積745㎡で用途はスーパーマーケットと言う概要です。
現在の状況は掘削完了の捨てコンクリートの打設を行い、墨出し後の地中梁、ベースの配筋を行っています。
まずは鉄骨造のまさに心臓部の柱脚部分で、基礎とフレームを繋ぐアンカーボルトの取り付けです。大変慎重に行わないと行けない施工で、位置を間違えたり、垂直に立っていないと命取りになります。上の四角いプレートは4本のアンカーボルトのピッチを固定する物で、ブルーのテープは基礎のコンクリート打設時に、ネジ山にコンクリートが付着しないためで、いずれも仮の物で撤去致します。
アンカーがセットされた後はその部分のベースから配筋を行い次に地中梁の配筋に移ります。
写真の赤いスプレーの部分の鉄筋の下に四角いブロックが見えていると思いますが、これはコンクリートスペーサーといい、鉄筋の下にコンクリートが上手く流れ込み、専門用語で言いますとコンクリとの鉄筋に対する「かぶり厚さ」確保のために行います。ニュースなどで鉄筋からコンクリートがむき出している風景をご覧になることが有ると思われますが、まさにこのかぶり厚さが不足していて起こる現象でまぎれも無く『施工不良』です。
柱脚ベース及び一般ベースの配筋が完了すると地中梁の配筋を行い、ベースを繋いで行きます。
先程紹介した下端の部分のかぶり厚さの確保はコンクリートスペーサーでしたが、横方向は見て頂いた通り丸いプラスチックスペサーで確保します。通称ドーナツと言います。
種類は沢山有りまして、中心の部分にD10、D13、D16、D19、D22の鉄筋が通りかぶり厚さは30㎜から95㎜までのバリエーションで、適材適所に使い分けます。
ここも非常に重要です。
鉄筋の配筋が終わると型枠を立て込み、コンクリートが流し込めるまさに仮の枠を作って行きます。一部では仮枠との表現もされています。
配筋の位置がずれたり、垂直に立っていなかったりすると鉄筋が型枠に寄りかかり、コンクリートのかぶり厚さが確保出来なくなります。そこで見えている茶色と白のドーナツ君が威力を発揮してくれるのです。
型枠が完了しますとコンクリートの打設が行われます。その前に適切に、図面通りに配筋がなされているかの検査機関の現場検査を受けなければなりません。念入りに鉄筋の本数や加工の方法、大きさ、定着長さ、かぶり厚さなどのを図面リスト通りかの目視検査が行われました。
もちろん指摘は全く無く、事前に行った社内検査で不備は是正したことが功を奏したのでしょう!
あれ、水がたまっているのは?
ご心配なく!全部抜き取りますよ!
次の工程もお楽しみに。