
【最新版】子どもの学力向上に直結!効果的なスタディスペースのつくり方と設置場所
みなさん、こんにちは。
大阪府・北摂エリアで「子どもの才能を引き出す家」をつくる、リブランドです。
最近は、子どもの学力向上や学習習慣の定着を目的に「スタディスペース」を住まいに取り入れるご家庭が増えています。ただし、設置するだけではあまり効果を発揮できない場合も。集中できる空間にするためには、スタディスペースの設置場所やレイアウト、収納計画など、さまざまな視点からの工夫が求められます。この記事では、子どもが自然と勉強したくなる環境づくりのコツとともに、成長に合わせて使い続けられるスタディスペースの作り方をご紹介します。
◾️なぜ今「リビング学習」なのか?個室学習との違いとは
最近は、子どもの学習場所として「リビング学習」を採用するご家庭が増えています。親の目が届きやすく、分からないことをすぐに質問できる環境が、安心感や学習意欲の向上につながると言われています。
個室での学習と違い、家族と同じ空間にいることで「ひとりじゃない」と感じながら勉強できることもメリットのひとつ。特に低学年のお子さまにとっては、孤独感がない環境の方が学習へのハードルを下げてくれます。
一方で、学年が上がるにつれて集中力や自立心が育ってくると、静かに一人で学習する空間を求めるようになるケースもあります。リビング学習をベースにしながら、徐々に個室での学習にも移行できるように、成長に合わせて柔軟に対応できる空間設計を心がけるのがおすすめです。
◾️子育て環境を重視した土地選び
とはいえ、リビングは誘惑の多い空間でもあります。テレビやおもちゃ、キッチンの音などが気になると、集中力が削がれてしまうことも。
そのため、スタディスペースのレイアウトが重要になります。テレビやドアが視界に入らない位置に設け、壁に向かって座るスタイルが理想的。親の顔が直接見えなくても、気配が感じられる距離感であれば安心して勉強に集中できます。
照明計画もポイントです。集中して作業したいなら明るめの照明を。リラックス重視なら照度は控えめに調光式のライトを採用すると、時間帯や用途に応じて明るさを調整できて便利です。
◾️スタディスペースを「使われない場所」にしないために
せっかくスタディスペースを設けても、「結局使わなくなってしまった」というケースもあるようです。こうした失敗を防ぐには、設計段階で「実際に何を使って勉強するのか」をしっかり想定することが大切です。
たとえば、ノートや参考書、パソコンなどを使うのであれば、カウンターの幅は最低でも1200mmほどは確保したいところ。さらに、文具や教材を収納できる引き出しや棚も必要になります。設置場所だけでなく「何をどこに置くか」を具体的に考えておくことで、使いやすさが格段に向上します。
スタディスペースの利便性が高いと、子ども自身が「ここで勉強したい」と感じるようになります。お子さまの意見も取り入れながら設計することで、より愛着の持てる空間になるでしょう。

◾️学習習慣を育む!毎日の勉強が“当たり前”になる工夫
スタディスペースは、ただ設置するだけでは意味がありません。大切なのは、そこを“毎日使う習慣”として定着させることです。
たとえば、畳スペースをスタディスペースとして活用するケースもあります。い草の香りにはリラックス効果があり、落ち着いて勉強したいお子さまにはぴったり。遊びの延長で自然と勉強に取り組めるのも魅力です。
また、親がキッチンで家事をしている間に子どもがスタディスペースで勉強しているというような、“お互いに空気を感じ合える距離感”も学習の習慣化に効果的です。
このように、家族のライフスタイルに合ったスタディスペースを取り入れることで、日々の暮らしに自然と学びが溶け込みます。
◾️スタディスペースの設置場所はどこがベスト?ポイントと実例
スタディスペースの設置場所は、子どもの性格や家庭のライフスタイルに合わせて柔軟に決めましょう。たとえば、キッチン横のカウンターなら家事をしながら子どもの様子が見られますし、階段横のスペースに設ければ省スペースにもなります。
和室や畳コーナーに机を設けると、読書やお絵描きにも活用できる多目的な空間になります。い草の香りや質感が集中力を高めるとされ、和の落ち着いた空間として人気です。
さらに、スタディスペースの設置場所を決める際には、室温や音、光の入り方といった環境要素も重要です。南側の窓から強い日差しが入る場所よりも、北側の穏やかな光が入る場所のほうが、一定の明るさが保たれて集中しやすいという意見もあります。
◾️収納と広さのバランスを考えたスタディスペース設計
スタディスペースの使い勝手を左右するのが「広さ」と「収納」のバランスです。教科書、ノート、文具、タブレットなど勉強に必要な物を想定し、それらが収まる収納を確保することがポイントです。
カウンターの上が散らかるとやる気も削がれがち。ルールを決めて使い終わったら戻す、毎日整えるといった習慣を促すような収納設計がおすすめです。シンプルで子どもが片付けやすい工夫を心がけると、自然と片付けが身につきます。
さらに、ベンチ型収納や引き出し付きカウンターなど、座る場所と収納を一体化させる工夫も人気です。限られたスペースの中で機能性を高め、毎日の使いやすさを追求しましょう。

◾️成長とともに変化できるスタディスペースを
スタディスペースは、長く使うものだからこそ成長に応じて柔軟に対応できる工夫が必要です。小学生のうちはリビング学習メインだったとしても、中高生になると静かな空間を求めるようになるかもしれません。そのためにも、学習スペースは固定するのではなく、将来的に個室へと移行できるようにしておくと便利です。
スタディスペースが必要なくなった場合は、そこをご両親のワークスペースや趣味スペースとして使用したり、カウンターを撤去して収納スペースにするなど、他の用途でどのように使用できるかをあらかじめイメージしておくとよいでしょう。
スタディスペースの設置は、単なる学習空間の確保にとどまらず、家族のライフスタイルや価値観を反映した住まいづくりの一部です。「子どもが学びに集中できる環境とは?」「親子のつながりを保てる空間は?」という視点から、スタディスペースの設置場所や設計を考えることでより豊かな住環境が実現できます。
日々の暮らしに無理なく溶け込むスタディスペース。学びの時間が自然と生活の一部になるような、そんな家づくりを目指してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。