
ランドセル収納を間取りで解決!帰宅→片付けがワンフローになる設計術
みなさん、こんにちは。
大阪府・北摂エリアで「子どもの才能を引き出す家」をつくる、リブランドです。
「ランドセルがいつもリビングに出しっぱなし…」
「片付けなさい!が口ぐせに…」
そんな悩みを抱えるご家庭こそ、見直すべきは“収納の位置と設計”かもしれません。
子どもが自然と片付けたくなるランドセル収納は、間取りと動線の工夫がカギ。
この記事では、スタディスペースとの一体設計や、子どもの使いやすさを考えた収納の寸法、忙しい日常でもスムーズに動ける家事動線の工夫まで、リブランドならではの“片付け上手を育てる設計術”をご紹介します。
子どもの「出しっぱなし」を防ぐカギは“収納動線”にあり
「ランドセルがいつもリビングの床に転がっている…」
そんな光景に心当たりがある方は多いのではないでしょうか。それは子どもが“片付けたくない”のではなく、“片付けにくい動線になっている”からかもしれません。
学校から帰ってきた子どもたちは、玄関から靴を脱ぎ、手を洗い、おやつを食べる、あるいはすぐに宿題を始める…といった自分なりのルーティンで動いています。
その流れの中に、ランドセルをしまう場所が遠かったり、目に入らなかったり、扉を開けるのが面倒だったりすると、つい「床に置く」「ソファに投げる」が習慣化してしまうのです。
つまり、片付けやすさはしつけや性格だけでなく、「収納場所の位置」と「日常の動線」が大きく影響しているということ。特に小学生低学年のうちは、“帰ってきてからの動き”に自然に沿った収納配置がとても重要になります。
そこでおすすめしたいのが、スタディスペースの近くに収納を設ける設計です。ランドセルはもちろん、教科書や文房具などもまとめて管理できるようにすれば、「使う→しまう」が一カ所で完結。子どもにとっても片付けのハードルがぐっと下がります。

スタディスペースの近くにランドセル収納!一体設計が片付け上手を育てる
子どもが自分でランドセルを片づけられるようにするためには、単に収納を設けるだけでは不十分です。大切なのは、「収納がある場所=行動の流れの中にあるか」という視点。
リブランドでは、子どもが帰宅してからの動きに沿って、玄関→手洗い→スタディスペースへと自然につながる動線を意識して設計しています。
このスタディスペースのすぐ近く、あるいは中にランドセル収納を組み込むことで、帰宅後に“荷物を下ろして、そのまま学習”という流れがスムーズに実現できます。
さらに、収納自体も「とりあえずしまう場所」ではなく、教科書・文房具・ランドセルを“使う場面”に応じて整理できるスペースとして機能するよう設計。
たとえばリビング横に設けたスタディスペースの背面や横に、広めの可動棚を設けておけば、ランドセルだけでなく、学年ごとの教材や図工道具なども無理なく収まります。
ここでポイントになるのが、スタディスペースと収納の“一体設計”。収納も作業スペースもすべてが連動するように配置されているのが特長です。
動線の短さと収納の連携。
この2つが揃うことで、子どもは“わざわざしまう”のではなく、自然と片づける流れにのることができます。
高さ・奥行き・可動棚…子どもが“自分で”片付けたくなる収納の工夫
収納を「つくること」以上に大切なのが、「どうつくるか」。ランドセル収納においては、寸法や構造が子どもの使い勝手を大きく左右します。
まず意識したいのが収納の高さ。ランドセルを置く棚は、子どもが無理なく持ち上げられる位置…目線よりやや下、床から70〜100cmほどが理想です。高すぎれば「面倒」、低すぎれば「かがむのが嫌」となり、結果的に出しっぱなしの原因に。
続いて奥行き。収納棚の奥行きは35〜40cm程度が使いやすい目安。深すぎると奥に何があるか分からなくなり、「片付けたつもりで押し込んでおしまい」に。逆に浅すぎてもランドセルが収まらないため、適切なバランスが必要です。
さらに、成長や荷物の変化に応じて使いやすくするには、可動棚の導入が有効です。教科書や文房具など、収納するモノのサイズや用途に合わせて棚の高さを調整できるのは、日々の片付けにおいて大きなストレス軽減に。
また、どうしても収納スペースが確保できないという場合には、市販のランドセルワゴンを活用するのもひとつの手。キャスター付きで移動ができるタイプなら、リビングに置いても必要なときに片付けられ、子どもにも扱いやすい仕様になっています。
「しまいやすさ」は「使いやすさ」とイコール。子ども自身が自分で管理できる環境を整えることで、自然と整理整頓の習慣も育まれていきます。

キッチン横のスタディスペースが“学習×収納動線”のベストポジション
リブランドでは、キッチンやダイニングと同じライン上にスタディスペースを配置するプランが多く採用されています。これは、家事と子育てが同時並行で進む現代の暮らし方にフィットした合理的な設計。親にとっても子どもにとっても、安心感と効率の両方を叶える“ベストポジション”です。
スタディスペースがキッチン横にあることで、料理をしながらお子さまの学習の様子を見守ることができます。手を止めて声をかけたり、分からないところを確認したりと、自然なコミュニケーションが生まれやすくなります。また、スタディスペースが壁向きのレイアウトであれば、お互いに視線がぶつからず集中しやすいというメリットも。つながりながらも、それぞれが自分のタスクに向き合えるのがこの配置の魅力です。
さらに、キッチンやダイニングに近い位置であれば、片付け動線も非常にスムーズ。帰宅後そのままランドセルを置いて、宿題を始め、夕食前にはサッと収納してテーブルにつく…そんな流れが自然に生まれます。
このような“学習×収納動線”を一体で考えることで、「やりっぱなし・出しっぱなし」を未然に防ぎ、子どもが自分で動ける習慣が育ちやすい住まいに。お子さまの自立と家事のしやすさ、そして家族のコミュニケーション…そのすべてを無理なく両立できる住まいを、リブランドは設計からかたちにします。
幅広カウンターでランドセル整理も宿題も!“作業できる収納”のすすめ
「スタディスペース=勉強する場所」というイメージは根強いですが、実際の子どもの生活では、宿題をする前にランドセルを開けて荷物を出す、翌日の準備をする、プリント類を整理するなど、さまざまな“作業”が伴います。その一連の動作を無理なく行えるようにするには、“作業のできる余白”がある幅広カウンターが欠かせません。
リブランドのスタディスペースでは、ノートや教科書を広げてもゆとりがあるよう、幅をしっかり確保した設計が基本。教科書とノートだけでなく、タブレットやパソコンを一緒に使うような学習スタイルにも対応できます。さらに、ランドセルを開いたままでも他の作業ができる奥行きと天板の広さがあることで、「整理整頓」「学習」「準備」が自然と一カ所で完結する動線に。
「スタディスペースとしてリビングにカウンターを作ったけど、ただの物置きになっている…」というご家庭も多いようですが、“一連の作業が完結する場所”という視点で見直すと、必要な広さや機能が変わってきます。ランドセルを「置く場所」ではなく「使う場所」としてとらえ、収納と作業の両方をカバーできる設計にすることで、学びと生活の質を自然に底上げすることができます。
ランドセル収納を単なる“モノをしまう場所”ではなく、子どもの暮らしに寄り添う空間の一部としてとらえることで、片付けやすさ・学びやすさ・自立心のすべてを叶える家づくりが実現します。毎日の「めんどう」を間取りの工夫で軽やかに解決しながら、お子さまの自立と家族のコミュニケーションが両立できる住まい。そんなお家を、ぜひリブランドと一緒につくってみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。